弁護士コラム
顧問弁護士がどうして必要なのか? - 売掛金の回収
こんにちは。相模原の弁護士の多湖です。
今日は「顧問弁護士がどうして必要なのか・・・売掛金の回収」についてです。
顧問弁護士がどうして必要なのか。
企業は日々、取引によって売り上げを得ることで成り立っています。
通常は、信用がある取引相手を選んでいますから、特に企業を同士のBtoBのビジネススタイルでは、売掛金の回収が滞ることは少ないです。また、大手の金融機関のように担保を取ることも少ないです。
しかしながら、契約の解釈の立場の違い、取引相手の資金繰りの悪化が原因で、売掛金の債権回収を滞ることがあります。
特に中小企業においては、大口の売掛金の回収が出来ないことによって資金繰りに窮することが多いです。
多くの場合は、取引先の代表取締役や取引の担当者に、入金の催促を行いますが、相手にも事情があってなかなか支払いを行いません。
契約の解釈等に争いがある場合には、裁判を覚悟していることも少なくありません。
売掛金の回収
ここで問題となるのが、「どのように債権回収を図ればよいか。」という問題です。
特にBtoBの場合、よほどの事情がなければ売掛金の支払が滞ることはありませんから、交渉だけでは留まらず、裁判手続きにて決着をつける必要があります。
そこで、次に問題が生じるのは「弁護士費用」の問題です。
中小企業の場合、数百万円単位の支払が滞った場合、自らも多くの買掛先に支払わなければなりませんから、それがかなりの負担となります。
しかも、弁護士に相談した場合でも、弁護士は職業倫理上、「回収できる可能性が高い。」と答えることはあっても、「必ず回収できます。」とは答えません。回収できる保障のないまま、弁護士費用の着手金として数十万円を負担することは経営を預かる代表者様としては非常に不安な選択となります。
その点、顧問弁護士であれば着手金を無料にして、完全成功報酬(回収に成功した場合のみ報酬が発生する。)という方式を取ることが出来るため(そのような顧問契約をしていることが前提)、何の気兼ねなく、相談や依頼をすることが出来ます。
また、費用の面だけでなく、売掛金の回収には特に相手方との証拠(法律的な争点に関する相手方の認識ややり取りの記録)の保全が重要だったりしますが、いざ正式に弁護士が就いてしまうと相手方も警戒してしまうため、その収集は困難となります。
初期のトラブルが生じた、あるいはトラブルが生じそうな段階で、事業に精通している弁護士に相談することで将来の紛争の予防のみならず、実際に未払いが起きた時の勝率を上げることにもつながるのです。
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